ヤマシタ ヒロシ
Yamashita Hiroshi
山下 洋史 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2013/12/08 |
発表テーマ | 組織の「殻」に守られたメンバーの内部エネルギー・モデル(講演論文集pp.286-287) |
会議名 | 第51回日本経営システム学会全国研究発表大会 |
主催者 | 日本経営システム学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 広島経済大学(広島市) |
発表者・共同発表者 | 権 善喜,村山 賢哉 |
概要 | 本研究では、高橋(1993)の「組織活性化」研究に対して、山下(2013)の「内部エネルギー」「放出エネルギー」の枠組みを導入することにより、組織の「殻」に守られたメンバーの「内部エネルギー・モデル」を新たに提案している。この提案モデルは、組織の「殻」に守られ、それにしがみつくメンバーが、山下(1993)の先行研究における「内部エネルギー」の低い状態に相当するという立場から、こうした内部エネルギーと放出エネルギーの関係を概念的に定式化し、組織の「殻」にしがみつくメンバーの不活性の状態を記述しようとするモデルである。これにより、組織の「殻」にしがみつくメンバーは体温(内部エネルギーと外部への放出エネルギーとの和)の小さい状態にあるが、この「殻」が組織外部へのメンバーのコミットメントを大幅に低下させる(遮断する)ため、放出エネルギーも低くなり、放出エネルギーが低い割には体温が極端に低い状態とはならないことを示唆している。 |