イトウ ナオキ   Ito Naoki
  伊藤 直樹
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
発表年月日 2014/08/25
発表テーマ アメリカの大学の学生相談機関におけるウェブサイトを通じた情報発信に関する研究-2005年調査及び2013年調査の結果の比較から-
会議名 日本心理臨床学会第33回大会
主催者 日本心理臨床学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 単独
開催地名 パシフィコ横浜
概要 本研究は,アメリカの大学の学生相談機関におけるウェブサイトを通じた情報発信の変化について基礎的な知見を得るために行われた。
 アメリカの学生相談機関の多くでは学生の来室にかかわる重要な情報がもれなく掲載されている傾向があり,全体的な情報量も増加傾向にあるものと思われる。2005年と比較して掲載率が高くなった情報を見ると,こうした重要な情報に加えて,大学コミュニティを意識したアプローチに関する情報が増えていると感じられた。
 一方,総情報量においても,掲載される情報量は増加傾向にあり,大学規模が大きくなるほど情報量も多いことが見出された。すなわち,アメリカの学生相談機関は,近年の情報化社会の進展や必要とされるサービスの変化に対応する形で情報発信を充実,変化させており,その傾向は大学規模が大きくなるほど顕著である。
 総じて,学生相談機関によるウェブサイトを通じた情報発信には,大学の人的・物的リソースの影響が大きいことが予想される。