イトウ ナオキ
Ito Naoki
伊藤 直樹 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2017/05/21 |
発表テーマ | 大学生から見た学生相談機関のウェブサイト(その1)―「学生のインターネット等の利用と学生相談室の利用に関するアンケート調査」の結果から― |
会議名 | 日本学生相談学会第35回大会 |
主催者 | 日本学生相談学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 中部大学(愛知県) |
概要 | 本研究は,学生から見た学生相談機関のウェブサイトについて,基礎的知見を得ることを目的として行われた。大学生・大学院生528名を対象に質問紙調査を行った結果,次のような知見が得られた。インターネットを長時間利用する学生が多かったが,学生相談機関のウェブサイトを閲覧したことがある学生は非常に少なかった。しかし,「閲覧」と「場所」の理解および「利用」に関連が見られたこと,利用経験はないが閲覧したことはある学生が少なからず見られたことを考え合わせると,ガイダンス等の際に学生相談機関のウェブサイト閲覧の有用性をアピールすることには利用促進につながる可能性があると考えられた。
学生にとって必要であると感じられる情報には学生相談機関の利用と連絡方法に関する情報が多くあげられていた。一方で,相談室内の様子やSNSに対する必要性は小さかった。また,ウェブサイト上におけるSNSを通じた交流への関心は低く,困ったときに利用するための必要最低限の情報が得られることを期待していることがうかがえた。日本では,学生がSNSをよく利用しているにもかかわらず,学生相談機関にはSNSが求められていないことから,SNSを通じた様々な情報の提供は学生のニーズに馴染まないことが考えられた。 |