イマムラ テツヤ
IMAMURA TETSUYA
今村 哲也 所属 明治大学 情報コミュニケーション学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2016/04/16 |
発表テーマ | イギリスにおける応用美術の保護について |
会議名 | 著作権法学会 2016年度(平成28年度)研究大会「応用美術と著作権」 |
主催者 | 著作権法学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 一橋記念講堂 |
概要 | イギリスにおける応用美術の保護について報告を行った。イギリスの特色である保護される著作物の限定列挙について説明をしたうえで,「美術の著作物」の保護対象の拡大の経緯や,美術の著作物のリストのうち,特に応用美術との関係で問題となることが多い,彫刻と美術工芸の著作物に関して,詳しく報告した。彫刻に関しては,Lucasfilm事件の第一審におけるMann判事のアプローチや最高裁判決の理由づけについて報告し,また,美術工芸の著作物については,イギリスの美術著作権史上もっとも論争を生んだといわれるHensher事件について説明した。また,イギリスの著作権法である1988年CDPA52条の廃止や,応用美術の保護によって生じるいわゆる「副採用」の問題に対してイギリスがどのように対応しているのかについて分析した。その他,日本法への示唆について,イギリスと日本法との相違に着目しながら,言及した。 |