ヤマシタ ヒロシ
Yamashita Hiroshi
山下 洋史 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2015/09/02 |
発表テーマ | 「利他的泣き寝入り行動」に関する研究(講演論文集,pp.66-69) |
会議名 | 第55回日本経営システム学会全国研究発表大会 |
主催者 | 日本経営システム学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 北九州国際会議場(北九州市) |
発表者・共同発表者 | 鄭 年皓,東海 詩帆 |
概要 | 本研究では、二者間での合意形成の「5つの解モデル」(山下ほか,2010)に対して、利他的行動と利己的行動の視点(山下ほか,2015)を導入することにより、上記のモデルにおける5つの解を、①「利他的自発行動」解,②「利己的自発行動」解,③「半利他半利己的行動」解といった対称解と、④行動主体Aの「利他的泣き寝入り行動」解(行動主体Bの「利己的自発行動」解),⑤行動主体Bの「利他的泣き寝入り行動」解(行動主体Aの「利己的自発行動」解)といった泣き寝入りの非対称解へと位置づけ直す枠組みを提示している。これにより、日本では①の合意形成のみならず、③,④,⑤の合意形成が多くみられ、そのことが多くの利他的行動を生み出す要因となっていること、またこうした利他的行動が、円滑な人間関係を維持する上で大きく貢献していることを示唆している。 |