シオバラ ヨウジ
SHIOBARA Yoji
塩原 洋二 所属 その他 明治中学校 職種 教諭 |
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発表年月日 | 2025/08/08 |
発表テーマ | 即興型英語ディベートの型を使ったスピーキング指導と評価 |
会議名 | 英語授業研究学会第36回全国大会 |
主催者 | 英語授業研究学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催期間 | 2025/08/07~2025/08/08 |
概要 | 論理・表現が導入されて以降、英語ディベートが高校授業で取り扱われるようになっている。教科書でもディベートにページが割かれ、多くの生徒が一度は経験する活動となっている。ディベートは準備時間の長短で準備型か即興型に分かれる。授業時間だけでは数か月単位の準備は難しいので、即興型を模したディベート活動が主流であると考えられる。本発表は二部構成である。前半は、高校2年生に即興型英語ディベートを導入した際のカリキュラムと課題である。授業時間10コマを用いて、立論スピーチ練習からチーム対戦まで行った。活動後に個別・全体のフィードバックをし、ライティングテストで評価としたが、ディベート本来のモードであるスピーキングテストが行えなかった点が課題として残った。後半は、上記指導の改善版で、対戦をゴールとしない取り組みについてである。ディベート指導となると対戦がゴールになることが多いが、本取り組みでは立論・サマリーをベースに様々な活動を行った。また、教科書本文の内容を活かしてディベートの型に落とし込む指導をした。その結果、生徒は教科書内容について意見するためにディベートの型を使えるようになり、対戦がゴールであった前指導とは違う成果が得られた。スピーキングテストを評価とし、1時間でクラス全員に評価を与えた。事前に評価規準をルーブリックで示し、波及効果を高める工夫をした。一人一台端末の今では多様な評価方法も可能であると考え、その点については大会参加者の方と意見交換したい。本発表は教科書内容をベースとしたディベート的活動についてであり、レッスンのファイナルタスクとしてスピーキング活動を想定する先生方にとって、実践のヒントとなることを期待している。 |