キシ マキコ
KISHI MAKIKO
岸 磨貴子 所属 明治大学 国際日本学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2014/06/08 |
発表テーマ | 越境的な学習の可能性と課題 -大学における海外での社会貢献活動を事例として- |
会議名 | 第35回異文化間教育学会 |
主催者 | 異文化間教育学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 同志社大学 |
発表者・共同発表者 | 久保田賢一・山本良太・中川歩香・大福聡平 |
概要 | グローバル化の進展に伴い、大学は国際社会の中で活躍できる人材を育成することを要請されている。国際社会で活躍できる人材には、語学力に加え、異文化間でのコラボレーションを実現することができる能力を備えることが求められる(文部科学省2011)。多くの大学ではこれまでも海外の協定大学へ学生を派遣する海外留学などを国際的な教育実践として展開してきた。しかし、海外に学生が留学しても、学生が現地で得られる異文化の人とのコミュニケーションの機会は限られていることが報告されている(工藤 2009、Tanaka 2007)。このような課題から、大学にはより異文化間でのコラボレーションを実現することを目指した教育実践が必要であると考えられる。
本研究では、その教育実践の一つとして、海外における社会問題を協同的に解決することを目指した活動(以下、社会貢献活動)に注目する。学生が海外における社会問題の解決に取り組むためには、異文化の人との協同が欠かせない。このような活動の特徴から、海外での社会貢献活動を大学での教育実践として取り組もうとする事例が見られるようになってきた(例えば、早稲田大学など)。このような社会貢献活動を大学教育として位置づける事例が見られる一方で、具体的に学生が異文化間の集団とどのように相互行為をして活動を展開しているのか、その過程でどのようなことを学ぶのか、またこのような実践を行う上でどのような課題があるのか等、教育実践として捉えた時の具体的な評価、分析は行われていない。そこで本研究では、大学における社会貢献活動に注目し、分析を試みる。 |