ヤマザキ ケンジ
YAMAZAKI Kenji
山﨑 健司 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2008/05 |
発表テーマ | 実録と脚色-遣新羅使人歌群をめぐって- |
会議名 | 平成20年度上代文学会大会 |
主催者 | 上代文学会、福岡女学院大学 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 標題の歌群については、早く「実録風な創作」と規定され、使人の遺した歌稿を入手した編者により脚色が加えられ、現行の内容に至ったと考えるのが通説である。また、歌群中の無署名歌については編者の関与を想定し、署名歌を含む部分は当事者(使人)による実録と捉える向きが多い。本発表では、具体的地名を題詞・左注に掲げ、署名歌を多く含む備後から対馬に至る各歌群について、歌群の内容と注記の内容を分析し、従来実録と考えられてきた部分にも脚色が施されていることを明らかにした。 |