イトウ タカアキ
ITO Takaaki
伊藤 貴昭 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2008/10 |
発表テーマ | 説明はなぜ話者自身の理解を促すか |
会議名 | 日本教育心理学会第50回総会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 垣花真一郎 |
概要 | 説明が学習を促進することがこれまでにも数多くの研究がなされているが,はたしてその効果が説明生成自体によるものか,あるいは他者から提供される意見や質問によるものかが不明確であった。そこで,本研究では,他者説明の効果を検討するため,実際に対面で説明する群とビデオを通して説明する群を設け,その学習効果を比較した。その結果,対面で説明する方が理解を促進することが明らかとなり,中でも,それまでの概念や手続きを意味づけするような発話がそれらの学習効果と相関し,さらに対面で説明する場合にそれらが多く含まれていることが示された。これらの結果から,対面で実際に説明する状況が,何らかの機能を果たし,意味づけするような発話を促し,理解を促進していることが示された。(東京学芸大学) |