タケダ カズヒサ
TAKEDA KAZUHISA
武田 和久 所属 明治大学 政治経済学部 職種 専任准教授 |
|
発表年月日 | 2014/06/01 |
発表テーマ | スペイン領南米ラプラタ地域のイエズス会布教区におけるグアラニ語系先住民に対する軍事訓練-近世スペイン軍事史との関連から- |
会議名 | 第64回日本西洋史学会大会 |
主催者 | 日本西洋史学会大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 立教大学 |
概要 | スペイン領南米ラプラタ地域に17-18世紀にかけて存続したイエズス会管轄の布教区(レドゥクシオン)と呼ばれるキリスト教改修施設で暮らすグアラニ語系先住民に対しては、ポルトガル領ブラジルから侵入する領土侵犯勢力を食い止めるよう、スペイン王室から命令が発せられ、元軍人のイエズス会士から訓練が施され、銃器の使用も特例として認められた。従来の研究では、こうした事実は知られていたものの、軍事訓練の具体的な内容、銃器の入手手段や経路、こうしたことの帰結として生じた先住民に対する社会文化的な影響については、十分な議論がされてこなかった。本発表では、近世スペイン軍事史との関連から、布教区で実践されていた軍事訓練の様相を明らかにし、大西洋を媒介として宗主国スペインと南米植民地との間で起きていた軍事技術、制度、文化の移転の問題を考察する。 |