キシ マキコ
KISHI MAKIKO
岸 磨貴子 所属 明治大学 国際日本学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2016/10/15 |
発表テーマ | 特別支援学校におけるロボットを活用した高大連携の取り組み |
会議名 | 第42回 日本教育工学協議会 |
主催者 | 日本教育工学協議会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 佐賀 |
発表者・共同発表者 | 植田詩織 |
概要 | 本稿では、特別支援学校(肢体不自由)において分身型ロボットOriHimeを活用した高大連携の実践を紹介し、その意義を考察することである。本研究では、英語科において話す力を身につけることを目的としてOriHimeを活用した。本学の生徒は、初対面の人に対し緊張するため、学校や家族以外の人と英語で会話することは容易ではない。しかしながら、OriHimeを分身として学校の外に出ることができれば、いつもの自分とは違う「自分」になって、英語でのコミュニケーションができると考えた。本実践では、OriHimeを活用したプロジェクト型学習を行っている明治大学国際日本学の学生と連携して、交流実践を行った。本実践を通して、生徒はいつもと違う一面を見せたことが確認できた。具体的には、生徒が初対面の大学生に積極的に関わろうとしたり、自分たちから大学生に「何かしたい」と提案したりしたのである。以上のことから、特別支援学校(肢体不自由)において、OriHimeは、生徒がいつもの違う「自己」としてパフォーマンスすることを引き出す装置として機能したことがわかった。 |