キシ マキコ
KISHI MAKIKO
岸 磨貴子 所属 明治大学 国際日本学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2018/11/24 |
発表テーマ | 関係性を変えるための遊び:難民の社会参画を促す発達の場のデザイン |
会議名 | 日本質的心理学会第15回大会 |
主催者 | 日本質的心理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 岸磨貴子(明治大学) 青山征彦(成城大学) |
概要 | 本研究では、シリア難民が、彼らを受け入れるホスト国のトルコ人生徒と共に活動を創出する「遊び」を通して、相互の関係性を再構築していくプロセスを明らかにする。トルコは、2018年の段階で350万人のシリア人難民を受け入れているが、軋轢が深刻な問題となっている。そのため、政府は社会的結束を掲げ、トルコ人とシリア人の相互理解を進めているが、政治的、歴史的、文化的な違いから相互理解に至ることは難しく、また、文化理解だけでは良好な関係性を構築できていないのが現状である。そこで、筆者らはパフォーマンス心理学の実践としてインプロを行い、遊びを通した関係性構築を試みた。本研究では、シリア人とトルコ人の生徒(小学生から中学生)を対象に行ったインプロのフィールドノート、映像記録、子どもたちの感想を分析することで、相互関係がどのように生まれていくのか、どのような条件が相互関係の生成を促進するのかを議論したい。 |