イシダ トモノブ
ISHIDA TOMONOBU
石田 倫識 所属 明治大学 法学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2013/03/23 |
発表テーマ | 実効的な黙秘権保障と刑事手続のあり方~起訴前勾留の目的と被疑者取調べ~ |
会議名 | 日本刑法学会 名古屋部会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
開催地名 | 愛知学院大学・栄サテライトセンター |
概要 | 今日、取調べ目的の身体拘束が理論上許されないことにほぼ異論がない。しかし、現実には身体拘束が取調べのために活用されている。このような理論と実務の著しい乖離が生じる原因はどこにあるのか。以上の問題意識から、従来の起訴前勾留の目的論について、再検討を試みた。結論として、「起訴・不起訴の決定のための捜査が未了であること」を起訴前勾留(継続)の要件として位置づけながら、他方で、事実上、この判断を検察官の裁量に委ねている点に、「取調べ目的の身体拘束」という事態を理論上阻止しえない原因の一端があることを主張した。 |