キシ マキコ
KISHI MAKIKO
岸 磨貴子 所属 明治大学 国際日本学部 職種 専任教授 |
|
発表年月日 | 2021/11/20 |
発表テーマ | 探究学習における「聞き手」としての教師の役割 −社会完成活動のインプロを通した会話の生成に着目して− |
会議名 | 第47回 全日本教育工学研究協議会 全国大会 |
主催者 | 全日本教育工学研究協議会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | オンライン開催 |
開催期間 | 2021/11/19~2011/11/20 |
発表者・共同発表者 | 岸磨貴子(明治大学)・黒木歩(小金井市教育委員会)・佐久間和(国立市立国立第八小学校) |
概要 | 本研究の目的は,探究学習の問いの設定時における教師の児童生徒(以下,生徒)との関わりについて,L.ホルツマンら(2009)の概念である社会完成活動の経験となるインプロ「質問パートナー」を通して,どのような会話が生成されたかを明らかにすることである。探究学習では,生徒自らが「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」という一連の探究学習のプロセスに主体的に参加することを通して進めていく。そのプロセスで重要になるのが問いの設定である。探究学習のプロセスで問いを具体化したり,調整したりする必要はあるが,一貫して軸となるものである。しかしながら,生徒にとって問いの設定は簡単なことではなく,最初から探究学習の軸となる問いを立てることは難しい。そこで重要となるのが教師の関わりである。本研究では,生徒が問いを立てる上で「教える」「支援する」ではなく,教師の「聞く」役割にフォーカスを当てる。その際,どのように「聞く」のかについて具体的な役割をイメージし,実践できるようにインプロを開発した。本研究では,生徒の問いを「聞く」を通して完成させていく教師の役割について明らかにする。 |