シミズ カズユキ
SHIMIZU Kazuyuki
清水 一之 所属 明治大学 経営学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2019/09/06 |
発表テーマ | ドイツのコーポレート・ガバ ナンス指数としての浮動株比 率の援用―DAX30 指数の同 族・国家持分の拮抗力に着目 して― |
会議名 | 日本経営学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 関西大学 |
概要 | 本論の目的は,時価総額加重平均型株価指数であるDAX30(ドイツ30種株価指数 )が浮動株 基準株価指数に移行する中で,その浮動株比率をコーポレート・ガバナンス指数として定義し,この指数を求める。その結果,経営者支配の根拠である「所有と経営の分離」を前提とした浮動株比率は,同族・国家所有の「所有と経営の一致」を表す固定株比率と比較するとその差はプラス8.31%であった。これは,市場の流動性がリスク低減効果をもたらすという分散効果の仮定を支持する結果である。そこで,長期運用安定性と国連のSDGsと共鳴したESG投資(多様性の包含)がメインストリーム化する中で,ステークホルダーとの「対話」が浮動株と固定株の関係性,「拮抗力(countervailing power)」をどのように変化させるのか?「水平的株式保有(Horizontal Shareholding) による独占・寡占」の問題も検討し,その効果をDAX30銘柄で時価総額と浮動株基準でパフォーマンス比較する。 |