シミズ カズユキ
SHIMIZU Kazuyuki
清水 一之 所属 明治大学 経営学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2010/08/28 |
発表テーマ | EU自動車産業の雇用政策‐チーム労働に関する労働協約をめぐる議論を中心に‐ |
会議名 | 2010工業経営研究学会国際大会 第25回全国大会 台湾・東海大学 |
主催者 | 工業経営研究学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | ? 報告要旨:2008年後半の米リーマンショック以降、先進諸カ国における雇用情勢の悪化が恒常化している。このような危機的な状況を打開するための方策例を「社会的欧州(Social Europe)」の概念下で組織されるEUの雇用政策に求める。そこで、先進的な雇用政策を実施するドイツVW社の多様性を実現するCSR戦略に注目する。このCSR戦略は、Auto5000社であり、同社の労働協約は、伝統的な「職業資格形成労働協約」そしてドイツ金属産業労働組合との間に締結された革新的な「5000×5000労働協約」との2協約から形成される。この意味から、この協約は制度補完性を考慮した革新的な経営手法と考えられる。加えて、2018年に向けての年産660万台実現への行動計画に対する戦略としてAuto5000社は、2010年にVW社本体に統合された。そこで同社の先進的な経営手法、特にポスト・フォーディズムとして期待される成果主義的な「チーム労働」をいかに労働協約で規定するか、その最新動向について調査する。 |