ヤマザキ ケンジ   YAMAZAKI Kenji
  山﨑 健司
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
発表年月日 1983/07
発表テーマ 新撰萬葉集の和歌と漢詩-成立過程の一側面-
会議名 昭和58年度美夫君志会全国大会
主催者 美夫君志会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
概要 新撰萬葉集は菅家萬葉集とも呼ばれ、菅原道真が編者に擬せられてきた。形成の初期に執筆されたと考えられる上巻序文によれば、上巻の漢詩の一部に道真の作を含むことが示唆されるが、いずれが彼の作かを検出することは容易ではない。本発表は、一つの漢詩に伝本によって二つの和歌が存在する唯一の例を通し、漢詩がどの時点で作られたかを特定し、道真が関与した可能性についての見通しを述べた。のち「新撰萬葉集と菅原道真-上巻における和歌と漢詩の或る場合-」と改題し『日本語と日本文学』4号に掲載。