オオグス エイゾウ   Ogusu Eizo
  大楠 栄三
   所属   明治大学  法学部
   職種   専任教授
発表年月日 2022/10/27
発表テーマ En torno a la primera obra traducida al japonés de Emilia Pardo Bazán
会議名 IX Coloquio: Sociedad de Literatura Española del Siglo XIX
主催者 Sociedad de Literatura Española del Siglo XIX
学会区分 国際学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
国名 スペイン
開催地名 バルセローナ
開催期間 2022/10/25~2022/10/28
発表者・共同発表者 大楠栄三
概要 Freire López (2005)による,スペインを代表する作家エミリア・パルド=バサン(1851-1921)の初邦訳作品についての指摘を起点に,まず第一に,本邦訳に関する書誌的情報――25才の堀口大學(1892-1981)が,1917年12月,パルド=バサン全集第17巻(Cuentos sacro-profanos)を原典として邦訳し,「三田文学」第9巻第2号(1918年2月)に掲載――を明らかにした。そこから,スペイン語に熟達しておらず,フランス現代詩にしか関心のなかった若き大學が,なぜ初めてスペイン文学の,それもパルド=バサンの短篇邦訳に手を付けたのか,他方,「全集」に掲載されていた短篇36作からなぜ「基督の渇」«La sed de Cristo»を選んだのか,これらの疑問を引き出した。そして,堀口家が第1次大戦下,スペインの首都マドリードで果たした役割と,当時の大學が1917年10月にこうむった挫折をもとに主観的な解釈を提示した。
researchmap用URL https://drive.google.com/file/d/1qN3KZQyZtuc421SnWmYeLH0mbO03K8EO/view?usp=sharing
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