ヤマシタ ヒロシ   Yamashita Hiroshi
  山下 洋史
   所属   明治大学  商学部
   職種   専任教授
発表年月日 2013/06/02
発表テーマ 情報の非対称性における利他的行動モデルと利己的行動モデル(講演論文集pp.102-105)
会議名 第50回日本経営システム学会全国研究発表大会
主催者 日本経営システム学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 東洋大学川越キャンパス(川越市)
発表者・共同発表者 権 善喜,安松 大悟,諸上 詩帆
概要 本研究では、これまでの「情報の非対称性」研究における、正の非対称性を維持しようとする行動モデル(利己的行動モデル)に加え、相手(情報を所有しない者)に喜んでもらうために、あるいは相手からの反発を回避するために正の非対称性を放棄しようとする行動モデル(利他的行動モデル)を新たに提案している。前者のモデル(意地悪モデル)では、相手(情報を所有しない者)がその情報を欲しがれば欲しがるほど多くの「見返り」が必要となるのに対して、後者のモデル(思いやりモデル)では、その情報を欲しがれば欲しがるほど少ない「見返り」でも相手を喜ばせようとその情報を提供するというところに特徴がある。これにより、情報の非対称性における上記のような正反対の行動を、それぞれ情報遮断と情報共有の視点から簡潔な形式で記述していくことを試みている。