イシカワ ヒデシ   ISHIKAWA Hideshi
  石川 日出志
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
発表年月日 2010/11/05
発表テーマ 弥生時代の海上交易
会議名 国際学術研究会『交響する古代』(複眼的日本古代学研究の人材育成プログラム)
主催者 明治大学大学院文学研究科,日本古代学教育・研究センター
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
概要 舟船の発達史を出土資料で点検すると、縄文時代はもっぱら丸木舟であったのが、遅くとも弥生時代前期末~中期初頭には準構造船が普及していることが確認できる。この段階は、九州島と朝鮮半島だけでなく、沖縄諸島との物流も本格化しており、準構造船の出現が果たした役割は大きい。弥生中期後半になると準構造船からなる船団が編成され、物流の拡大が実現した。こうした船構造と物流の発達史を考える場合、日本列島を取り巻く海域の海流環境が大きく異なることにも注意の目を向ける必要があることを述べた。