クマダ トモアキ
KUMADA TOMOAKI
熊田 知晃 所属 明治大学 経営学部 職種 助教 |
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項目区分 | 教育方法の実践例 |
期間 | 2023/04~2023/07 |
事項 | 政治学特殊講義E・Ⅴ(明治大学) |
概要 | 明治大学政治経済学部設置科目である政治学特殊講義E・Ⅴは学部3・4年生が対象である。講義において、文化行政への理解を深め、横断的な思考を身に着けることを目標として、文化行政の理論と実践を論じた。講義は計14回で、構成はガイダンスが1回、理論が6回、実践が6回、総括が1回となる。本講義の特徴は3点ある。第一に、出席者が発言できた点である。本講義は7人の少人数の講義であった。その為、全ての出席者が発言できる対話型の講義を行った。第二に、実践の講義で計6名のゲスト講師を招いた点である。座学だけでなく、現場の「生」の声を聴くことが文化行政の理解を深めることに繋がる。その為、文化行政・文化政策の第一線で活躍する横浜市職員、霧島市職員・元市長等の計6名のゲスト講師を招き、文化行政の実情の理解を深めた。第三に、実践と総括の計7回のレポートを課した点である。本講義では理論を踏まえた上で、実践の講義をどのように感じたのかについてのレポート、また、身近な話題と文化行政について考える最終レポートを課した。文字数制限を設けず、率直な感想・考えを聞くレポートである。その結果、ChatGPTを使用することもなく、平均約400文字、最大約1,200文字の自主的なレポートが提出された。以上から、本講義により冒頭の目標を達成し、出席者が横断的な思考を身に着けることに貢献できたと考えている。成績評価は、ガイダンスを除く計13回で100%(約8%/回)になるように調整した。 |