クマダ トモアキ
KUMADA TOMOAKI
熊田 知晃 所属 明治大学 経営学部 職種 助教 |
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項目区分 | 教育方法の実践例 |
期間 | 2024/04~ |
事項 | 地域活性化論(講義・実習)A(明治大学) |
概要 | 明治大学経営学部設置科目である地域活性化論(講義・実習)Aは学部2~4年生が対象である。講義のテーマを「興行による地域活性化」とした。講義・実習において、地域活性化を経済的側面以外の効果で説明できるような思考を身につけることを目標として、地域の興行であるお祭り、クラシック音楽領域における興行である音楽祭による地域活性化を論じ、実習していった。講義は計14回で、構成はガイダンスが1回、理論が11回、演習・総括が2回、実習はガイダンスが1回、実習がくらやみ祭(府中市)、府中市商工まつり(府中市)、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル(草津町)で3回、総括が1回となる。本講義・実習の特徴は3点ある。第一に、ゲスト講師を招いた点である。地域活性化の当事者となる行政・議会、商工会議所、銀行、大学、民間組織に携わる16人を招き、理論の補強を行った。第二に、地域を深堀する実習を行った点である。各実習先では興行の表面の視察ではなく、より内面から観察できるように参画した。中でも府中市商工まつりでは、出展者として実際に携わった。第三に、コンサルタント的レポートを課した点である。各実習先の興行をさらに良くするため、課題、根拠、解決の方法・手段、期待される効果をまとめるレポートを求めた。以上から、本講義により冒頭の目標を達成し、地域活性化を経済的側面以外の効果で説明できるような思考を身につけることに貢献できたと考えている。成績評価は、講義について、ガイダンスを除く計11回で60%(約5%/回)、演習・総括の2回で40$(約20%/回)、実習について、実習で60%、事前学習(準備)・現地視察(実習)・事後学習(報告)の各レポートで40%になるように調整した。 |