オハラ ヒデタカ
Ohara Hidetaka
小原 英隆 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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項目区分 | 教育方法の実践例 |
期間 | 2008/04/01~2020/03/31 |
事項 | 商学専門演習 |
概要 | 本学部が特に力を入れている少人数演習(ゼミナール)においては、本格的に競技式ディベート(討論)を導入している。他大学、他ゼミでは、合宿の一つのイベントとして、小学生への英語早期教育は賛成か反対か、という常識レベルを使った即興的なディベートはあるようだが、当ゼミでは、一石三鳥の効果を狙って、金融の専門的主題をテーマとした、十分にグループワークで準備を行う、真剣勝負のディベートとなる。それは、一シーズンに練習に練習を重ねて一大学とは一試合80分に全てをかける大学ラグビーの試合のようである。 本学の実勢に合わせて、タイムスケジュールを毎年大いに工夫・改良した。リアルタイムでの思考、チームワークを養うため、質疑応答と作戦タイムの時間を厚くした。安易な立論をしないように、有利な側にNGワードを指定した。 リアルタイムに真剣勝負するため、立論を含めて、当日発表するようにした。理由は、立論の事前交換は、先輩などの入れ知恵や「やらせ」があるからである。全員参加型とするため、フロアの学生にも、毎回、ディベート記録ノートを配り、作戦タイムの時間も、自分の次の試合に向けて検討するように指導した。 |